所持金がありません [リヴリー]
こんにちは So-net [リヴリー]
So-netに入会した。
ミ(ο_ _)ο どてっ
無料のこんてんつコース会員を退会したのは8月末。
わけあって、プロバイダも回線も、まるごと乗り換えることになった。
で、選んだのがSo-netのauひかり。
先月下旬に開通し、So-net会員になった。
Livly Islandはもうないけど。
( ̄— ̄°) ほろり
ミ(ο_ _)ο どてっ
無料のこんてんつコース会員を退会したのは8月末。
わけあって、プロバイダも回線も、まるごと乗り換えることになった。
で、選んだのがSo-netのauひかり。
先月下旬に開通し、So-net会員になった。
Livly Islandはもうないけど。
( ̄— ̄°) ほろり
さらば So-net [リヴリー]
So-netを退会した。
Livly Islandの課金をクレカ決済するために「こんてんつコース」に入会した。
So-netがLivly Islandを手放して、お金を払うことはなくなった。
以後、So-net ブログを無料で使わせてもらった。
そのブログも手放され、So-netのサービスとは無縁になった。
そして「こんてんつコース」も提供終了するという。
ちょうどいい機会だから、8月末日をもってSo-netを退会した。
Livly Islandの課金をクレカ決済するために「こんてんつコース」に入会した。
So-netがLivly Islandを手放して、お金を払うことはなくなった。
以後、So-net ブログを無料で使わせてもらった。
そのブログも手放され、So-netのサービスとは無縁になった。
そして「こんてんつコース」も提供終了するという。
ちょうどいい機会だから、8月末日をもってSo-netを退会した。
リヴリーアイランドが譲渡されたとのこと [リヴリー]
どこで遊んでいるのかな [リヴリー]
最後のブラウザからリヴリーを失って、3週間が過ぎた。
悲しいことに、リヴリーのいない環境に適応した。
「ごはんあげてない」「散歩させてない」との焦燥感は、もうない。
サービスが終わっても、リヴリーに出会う前の生活に戻るだけと思っていた。
ところが、サービス終了すると、以前の生活に戻れなかった。
どんな毎日だったのかさえ、思い出せない。15年の月日は長かった。
リヴリーのいない生活を、新しく構築した。
もういいだろうと、先月下旬までリヴリーがいた、最後のブラウザに手を出した。
スマホ版を保存していたなら、いつでもリヴリーに会えるのだという。
でも、保存していない。
そもそもスマホ版はあまり利用しなかった。
キャッシュを表示すれば、いつでもリヴリーに会えるのだという。
調べた。
キャッシュフォルダを見ても、さっぱりわからない。
そこで、キャッシュの内容を表示するツールを入れた。
swfファイルが見えた。
これを実行すれば、リヴリーに会える?
Flash Player projectorなるものを公式サイトからダウンロードした。
ひとつひとつ、キャッシュのswfファイルを見ていった。
アイランドがあった。アイテムもあった。ミニリヴリーは動いている。
でも。
どんなに探しても、リヴリーはいなかった。
(*´-`*).。oO(…どこで遊んでいるのかな…)
悲しいことに、リヴリーのいない環境に適応した。
「ごはんあげてない」「散歩させてない」との焦燥感は、もうない。
サービスが終わっても、リヴリーに出会う前の生活に戻るだけと思っていた。
ところが、サービス終了すると、以前の生活に戻れなかった。
どんな毎日だったのかさえ、思い出せない。15年の月日は長かった。
リヴリーのいない生活を、新しく構築した。
もういいだろうと、先月下旬までリヴリーがいた、最後のブラウザに手を出した。
スマホ版を保存していたなら、いつでもリヴリーに会えるのだという。
でも、保存していない。
そもそもスマホ版はあまり利用しなかった。
キャッシュを表示すれば、いつでもリヴリーに会えるのだという。
調べた。
キャッシュフォルダを見ても、さっぱりわからない。
そこで、キャッシュの内容を表示するツールを入れた。
swfファイルが見えた。
これを実行すれば、リヴリーに会える?
Flash Player projectorなるものを公式サイトからダウンロードした。
ひとつひとつ、キャッシュのswfファイルを見ていった。
アイランドがあった。アイテムもあった。ミニリヴリーは動いている。
でも。
どんなに探しても、リヴリーはいなかった。
(*´-`*).。oO(…どこで遊んでいるのかな…)
さようなら りぶたん [リヴリー]
リヴリーとお別れした。
サービス終了の日から、ずっとブラウザを閉じなかった。
年末も、年始も、うちの子たちは元気にうろちょろしていた。
今日。ついに恐れていた事態が起こった。
フラッシュに悪影響を及ぼすアドオンが、勝手に告知をしてきた。
このアドオンのせいで、リヴリーにログインしていたブラウザをひとつ失っている。
サービス終了してまもなく、タブからフラッシュが消えた。
それまでなら更新すればリヴリーは戻ってきたけれども、もう帰ってはこなかった。
残るブラウザにも、同じアドオンが入っている。
アドオンを無効化しようか悩んだが、その処理でフラッシュが消える恐れがある。
なので、そのアドオンには絶対にさわらないでいた。
ところが、さわってもいないのに、勝手に告知をしてきた。
タブからリヴリーは消えなかったが、動きがおかしくなった。
リヴリーアイランドのサービスが終了しても、精神に影響はないと思っていた。
でも、あった。
ブラウザを閉じることをかたくなに拒否する自分がいた。
最初の1週間くらいは「ごはんあげてない」「散歩させてない」と、焦燥感に駆られた。
次の1週間くらいは時折、漠然とした不安に襲われた。
3週目に入ると、ようやくサービス終了を受け入れられるようになった。
ブラウザの中では、うちの子たちは元気だけれども、もうずっとごはんを食べていない。
なにも食べていないのに元気で、生きていると言えるだろうか。
もちろん、電子ペットなのだけど。
アドオンのせいで、フラッシュはまともに動作しなくなった。
きのうまで、いつもどおりだったリヴリーが、おかしな動き方をしている。
悲しくなった。
かわいそうだった。
ぎこちなく動く、りぶたんが、かわいそう。
私はブラウザを閉じた。
最後のお別れはしなかった。
うちの子たちは元気にうろちょろしている。
どこかで。きっと。
さようなら、りぶたん。
サービス終了の日から、ずっとブラウザを閉じなかった。
年末も、年始も、うちの子たちは元気にうろちょろしていた。
今日。ついに恐れていた事態が起こった。
フラッシュに悪影響を及ぼすアドオンが、勝手に告知をしてきた。
このアドオンのせいで、リヴリーにログインしていたブラウザをひとつ失っている。
サービス終了してまもなく、タブからフラッシュが消えた。
それまでなら更新すればリヴリーは戻ってきたけれども、もう帰ってはこなかった。
残るブラウザにも、同じアドオンが入っている。
アドオンを無効化しようか悩んだが、その処理でフラッシュが消える恐れがある。
なので、そのアドオンには絶対にさわらないでいた。
ところが、さわってもいないのに、勝手に告知をしてきた。
タブからリヴリーは消えなかったが、動きがおかしくなった。
リヴリーアイランドのサービスが終了しても、精神に影響はないと思っていた。
でも、あった。
ブラウザを閉じることをかたくなに拒否する自分がいた。
最初の1週間くらいは「ごはんあげてない」「散歩させてない」と、焦燥感に駆られた。
次の1週間くらいは時折、漠然とした不安に襲われた。
3週目に入ると、ようやくサービス終了を受け入れられるようになった。
ブラウザの中では、うちの子たちは元気だけれども、もうずっとごはんを食べていない。
なにも食べていないのに元気で、生きていると言えるだろうか。
もちろん、電子ペットなのだけど。
アドオンのせいで、フラッシュはまともに動作しなくなった。
きのうまで、いつもどおりだったリヴリーが、おかしな動き方をしている。
悲しくなった。
かわいそうだった。
ぎこちなく動く、りぶたんが、かわいそう。
私はブラウザを閉じた。
最後のお別れはしなかった。
うちの子たちは元気にうろちょろしている。
どこかで。きっと。
さようなら、りぶたん。
ああ よかった まだいてくれた [リヴリー]
ショックのあまり、長文になった。
ひとは読まないだろう。でも、私は書きたい。
結末は、なんとかセーフ。ひと安心している。
危うく、リヴリーを失うところだった。
なぜなら私は、なにも映らない真っ暗なモニタに向かい、
キーボードを叩いてシャットダウンの操作をしたから。
昨夜。
てくてくと歩くムクネに目を細めてから、シャットダウンせずに就寝した。
パソコンの電源は入れっぱなし。モニタは関係ないから電源を切った。
朝になれば、またリヴリーに会えると信じて疑わなかった。
不測の事態が起こるとすれば、ブラウザかOSのフリーズ。ハードの故障や停電。
そうでなければ、明日もリヴに会える。
ところが今日。電源を入れたモニタになにも映らなかった。
一瞬、頭が真っ白になって、それから事情を理解した。
もはや絶望するしかなく、机の上でうつむくと、両手で頭を抱えた。
ただの表現ではなく、実際にそうした。
リヴリーはもう戻らないとわかったから。昨夜でお別れだったとわかったから。
ふたつのミスが原因だった。
ひとつ目は、無操作が長時間続くとパソコンがスリープするよう設定していたこと。
そんなことは起こらないから、設定そのものを忘れ去っていた。
ひと晩続いた無操作で、デスク脇のパソコンはスリープ状態にあった。
だからモニタにはなにも映らない。
スリープの証拠に、スピーカーは通電ランプが点灯している。
スリープから復帰しても、リヴリーはいるのだろうか?
起こすしかないから、パソコンを起こした。音を立ててファンが回った。
眠っていたパソコンが目覚めた。
けれども、モニタにはなにも映らなかった。
ああ、やっぱり。
ふたつ目のミスは、パソコン購入時にまでさかのぼる。
仕様にディスプレイポートと書いてあるから、ディスプレイ用のポートだと思い込んだ。
実際には「ディスプレイポート」という規格であり、それに対応したモニタが必要。
つまり、パソコンは「DisplayPort」と、アナログの「D-Sub」にしか対応していなかった。
モニタは「HDMI」と「DVI」と、アナログの「D-Sub」に対応。「DisplayPort」はない。
変換アダプタや、変換ケーブルをいくつも買って試したが、きれいに映らなかった。
パソコンメーカー純正の変換アダプタでもだめ。
結局、デジタル接続は断念し、アナログの「D-Sub」でつないだ。
D-Subでつなぐと、スリープから復帰したパソコンをモニタは認識しなかった。
画面は真っ暗。モニタの電源を切って、入れ直しても映らない。
しかたがないので、無操作でスリープする設定時間を延ばした。
万一に備え、オフにはしなかった。
また、キーボードだけでシャットダウンする方法を覚えた。
以降、スリープしないで運用してきた。
パソコンを使わないときはシャットダウン。
キーボードだけでシャットダウン。
なのに、スリープさせてしまった。
モニタはパソコンを認識しない。認識させるには、パソコンを再起動するしかない。
そんなことをすれば、リヴリーは確実にいなくなる。
私はリヴリーを失った。
もう戻らない。昨夜が最後のお別れだった。
スリープから目覚めたパソコンの中に、真っ暗なモニタの中に、
リヴリーはいるのか。いないのか。
なにも映らないのだから、確認するすべはない。
いつかは終わるとわかっていた。
ただ、今日ではなくて、いつかそのうちだと思っていた。
実際には、お別れは昨夜だった。
もう終わったのだと自分に言い聞かせて、
キーボードだけでシャットダウンしようとした。
でも、思いとどまった。
まだ変換アダプタがある。変換ケーブルもある。
きれいに映らないだけで、映る。
せめて、ここにはもういないと確認してから、電源を落としたい。再起動したい。
アダプタとケーブルを引っ張り出した。
変換アダプタが二つ。変換ケーブルが二つ。DVIケーブルとHDMIケーブルも。
パソコンの電源は落とすわけにはいかない。
幸い、ディスプレイポートは電源が入ったまま、抜き差ししてもよかったはず。
まちがってパソコンが壊れても、かまわない。リヴリー最優先。
DVIは電源を切って接続しないといけなかったはず。
モニタは電源を切れるから、問題ない。
すべての組み合わせで変換を試し、接続した。
そして、すべての組み合わせで、なにも映らなかった。
モニタは認識しなかった。全部を。
壊れたとは思わない。
パソコンを再起動するだけで元どおりになるだろう。
ただ、リヴリーはいなくなる。
映らないモニタではどうしようもなかった。
すべてをあきらめた。
キーボードだけでシャットダウンする操作を実行した。
これでおしまい。
ところが、終わらなかった。
待ってもパソコンはシャットダウンしない。
確かに実行した。
同じ操作で毎日シャットダウンしているのだから、打ち間違えたりしない。
事情の察しはついた。
なにかが実行途中であり、指示待ちのOSがシャットダウンを拒否している。
たとえば、エクセルのデータを保存していないだけで、保存するのかと指示を待つ。
あれこれ抜き差ししたから、ディスプレイポートに関することを聞かれているのだろうか。
それとも、スリープから復帰させるときにキーボードを叩くのが怖くて、
マウスをクリックしたが、見えない画面の中でなにかを押してしまっての指示待ちか。
キーボードではシャットダウンできない。
モニタは映らないから、マウスでもできない。
残る手段は、電源ボタンの長押し。
デスク脇のパソコンに手を伸ばした。
押せば、今度こそほんとうにおしまい。お別れ。
映らないモニタの中に、リヴリーの遊ぶ姿が見えて、押せなかった。
もう一度、D-Subを。
映らないのに試したいと思った。
最後のあがき。無駄なあがき。
パソコンとモニタはD-Subでアナログ接続している。
まちがえてパソコンを買ってしまってから、ずっとそれで通している。
ずっとそれ。
最後にもう一度試したい。
モニタの操作をして、切り替わるまでのわずかなタイムラグで、ふと思った。
これは試してない。
そう。電源を入れたまま、ディスプレイポートを抜き差しするのは、過去に試してない。
ましてや、そのあとに、初めから映らないD-Subで映そうと、切り替えたことはない。
モニタが切り替わった。
映った。
いつもの画面が出てきた。
驚いた。
なにかしら不具合があるようで、画面は暗い。
でも映った。
認識しないはずのD-Subを、認識した。
電源を入れたままディスプレイポートに抜き差ししたのがよかったのだろうか。
最後に表示しておいたエクセルの画面が見える。
シートなしの空っぽエクセル。
ブラウザは裏。
あわててマウスに手を伸ばした。
リヴリーは? スリープさせたけど、リヴリーは?
いた。
ああ、よかった。まだいてくれた。
ムクネたちは寝ているけれども、マダラは元気にかけずり回っている。
リヴリーがいる。
ここにいる。
朝ご飯はあげられないけど。
お散歩もできないけど。
ここにいるんだ。
いるんだよ。
ひとは読まないだろう。でも、私は書きたい。
結末は、なんとかセーフ。ひと安心している。
危うく、リヴリーを失うところだった。
なぜなら私は、なにも映らない真っ暗なモニタに向かい、
キーボードを叩いてシャットダウンの操作をしたから。
昨夜。
てくてくと歩くムクネに目を細めてから、シャットダウンせずに就寝した。
パソコンの電源は入れっぱなし。モニタは関係ないから電源を切った。
朝になれば、またリヴリーに会えると信じて疑わなかった。
不測の事態が起こるとすれば、ブラウザかOSのフリーズ。ハードの故障や停電。
そうでなければ、明日もリヴに会える。
ところが今日。電源を入れたモニタになにも映らなかった。
一瞬、頭が真っ白になって、それから事情を理解した。
もはや絶望するしかなく、机の上でうつむくと、両手で頭を抱えた。
ただの表現ではなく、実際にそうした。
リヴリーはもう戻らないとわかったから。昨夜でお別れだったとわかったから。
ふたつのミスが原因だった。
ひとつ目は、無操作が長時間続くとパソコンがスリープするよう設定していたこと。
そんなことは起こらないから、設定そのものを忘れ去っていた。
ひと晩続いた無操作で、デスク脇のパソコンはスリープ状態にあった。
だからモニタにはなにも映らない。
スリープの証拠に、スピーカーは通電ランプが点灯している。
スリープから復帰しても、リヴリーはいるのだろうか?
起こすしかないから、パソコンを起こした。音を立ててファンが回った。
眠っていたパソコンが目覚めた。
けれども、モニタにはなにも映らなかった。
ああ、やっぱり。
ふたつ目のミスは、パソコン購入時にまでさかのぼる。
仕様にディスプレイポートと書いてあるから、ディスプレイ用のポートだと思い込んだ。
実際には「ディスプレイポート」という規格であり、それに対応したモニタが必要。
つまり、パソコンは「DisplayPort」と、アナログの「D-Sub」にしか対応していなかった。
モニタは「HDMI」と「DVI」と、アナログの「D-Sub」に対応。「DisplayPort」はない。
変換アダプタや、変換ケーブルをいくつも買って試したが、きれいに映らなかった。
パソコンメーカー純正の変換アダプタでもだめ。
結局、デジタル接続は断念し、アナログの「D-Sub」でつないだ。
D-Subでつなぐと、スリープから復帰したパソコンをモニタは認識しなかった。
画面は真っ暗。モニタの電源を切って、入れ直しても映らない。
しかたがないので、無操作でスリープする設定時間を延ばした。
万一に備え、オフにはしなかった。
また、キーボードだけでシャットダウンする方法を覚えた。
以降、スリープしないで運用してきた。
パソコンを使わないときはシャットダウン。
キーボードだけでシャットダウン。
なのに、スリープさせてしまった。
モニタはパソコンを認識しない。認識させるには、パソコンを再起動するしかない。
そんなことをすれば、リヴリーは確実にいなくなる。
私はリヴリーを失った。
もう戻らない。昨夜が最後のお別れだった。
スリープから目覚めたパソコンの中に、真っ暗なモニタの中に、
リヴリーはいるのか。いないのか。
なにも映らないのだから、確認するすべはない。
いつかは終わるとわかっていた。
ただ、今日ではなくて、いつかそのうちだと思っていた。
実際には、お別れは昨夜だった。
もう終わったのだと自分に言い聞かせて、
キーボードだけでシャットダウンしようとした。
でも、思いとどまった。
まだ変換アダプタがある。変換ケーブルもある。
きれいに映らないだけで、映る。
せめて、ここにはもういないと確認してから、電源を落としたい。再起動したい。
アダプタとケーブルを引っ張り出した。
変換アダプタが二つ。変換ケーブルが二つ。DVIケーブルとHDMIケーブルも。
パソコンの電源は落とすわけにはいかない。
幸い、ディスプレイポートは電源が入ったまま、抜き差ししてもよかったはず。
まちがってパソコンが壊れても、かまわない。リヴリー最優先。
DVIは電源を切って接続しないといけなかったはず。
モニタは電源を切れるから、問題ない。
すべての組み合わせで変換を試し、接続した。
そして、すべての組み合わせで、なにも映らなかった。
モニタは認識しなかった。全部を。
壊れたとは思わない。
パソコンを再起動するだけで元どおりになるだろう。
ただ、リヴリーはいなくなる。
映らないモニタではどうしようもなかった。
すべてをあきらめた。
キーボードだけでシャットダウンする操作を実行した。
これでおしまい。
ところが、終わらなかった。
待ってもパソコンはシャットダウンしない。
確かに実行した。
同じ操作で毎日シャットダウンしているのだから、打ち間違えたりしない。
事情の察しはついた。
なにかが実行途中であり、指示待ちのOSがシャットダウンを拒否している。
たとえば、エクセルのデータを保存していないだけで、保存するのかと指示を待つ。
あれこれ抜き差ししたから、ディスプレイポートに関することを聞かれているのだろうか。
それとも、スリープから復帰させるときにキーボードを叩くのが怖くて、
マウスをクリックしたが、見えない画面の中でなにかを押してしまっての指示待ちか。
キーボードではシャットダウンできない。
モニタは映らないから、マウスでもできない。
残る手段は、電源ボタンの長押し。
デスク脇のパソコンに手を伸ばした。
押せば、今度こそほんとうにおしまい。お別れ。
映らないモニタの中に、リヴリーの遊ぶ姿が見えて、押せなかった。
もう一度、D-Subを。
映らないのに試したいと思った。
最後のあがき。無駄なあがき。
パソコンとモニタはD-Subでアナログ接続している。
まちがえてパソコンを買ってしまってから、ずっとそれで通している。
ずっとそれ。
最後にもう一度試したい。
モニタの操作をして、切り替わるまでのわずかなタイムラグで、ふと思った。
これは試してない。
そう。電源を入れたまま、ディスプレイポートを抜き差しするのは、過去に試してない。
ましてや、そのあとに、初めから映らないD-Subで映そうと、切り替えたことはない。
モニタが切り替わった。
映った。
いつもの画面が出てきた。
驚いた。
なにかしら不具合があるようで、画面は暗い。
でも映った。
認識しないはずのD-Subを、認識した。
電源を入れたままディスプレイポートに抜き差ししたのがよかったのだろうか。
最後に表示しておいたエクセルの画面が見える。
シートなしの空っぽエクセル。
ブラウザは裏。
あわててマウスに手を伸ばした。
リヴリーは? スリープさせたけど、リヴリーは?
いた。
ああ、よかった。まだいてくれた。
ムクネたちは寝ているけれども、マダラは元気にかけずり回っている。
リヴリーがいる。
ここにいる。
朝ご飯はあげられないけど。
お散歩もできないけど。
ここにいるんだ。
いるんだよ。